液体食品用ジュール加熱殺菌装置固形入り、高粘性、ペースト食材の殺菌処理
液体食品用ジュール加熱装置とは
本システムは、ポンプで定量に供給できる食品及び粘性のある食品、固形物入りの食品を短時間にて連続加熱する装置です。
- 固形物入りジャム、つぶあん、醤類、フラワーペースト、ペースト(ワサビ、生姜、野菜、果実、コーン等)、固形物入りソース、たれ類等の液体食品を過加熱する事なく加熱処理をします。
ジュール加熱システムは、通電加熱やオーミック加熱とも呼ばれ、1995年度の実生産機導入以降、殺菌、加熱調理、加熱、抽出など数多く食品のジュール加熱処理を手掛けてきました。ポンプ搬送可能な食品すべてが対象品となります。お客様のニーズに適合した製造や商品開発にお役立てできます。
特徴 間接加熱との比較
超高温殺菌(UHT) 高温短時間殺菌(HTST) 加熱冷却
ホットパック殺菌(加熱)
タンク循環殺菌(加熱)
ジュール加熱フィードフォワードシステム(オプション仕様)
一般的な連続式の加熱殺菌装置は※1フィードバック制御 が主です。ジュール加熱フィードフォワードシステムは、温度制御の応答速度が速いジュール加熱の特長を生かし、加熱管入口で電気伝導度、入口温度、流量のリアルタイムデータと、加熱管出口の目標温度などの情報から、ジュール出力をコントロールパネルで演算し、最適な運転条件の命令信号をジュール電源に送ります。加熱管の入口温度が変化した時点で出力電圧の修正動作を行います。
- ※1 フィードバック制御 加熱管出口の目標温度に異常が発生してから温度修正動作を行う制御。
対象製品
ポンプで送れる液体全てが対象になります。
- 低粘性食品クリーム、たれ、つゆ、だし、ドレッシング、酒、果汁
- 中粘性食品スープ、調理ソース、フルーツソース、粘性たれ、エキス、ケチャップ、トマトピューレ、タルタルソース、液卵
- 高粘性食品プロセスチーズ、濃縮食品、カスタードクリーム、味噌、餡、ねり梅、蜂蜜、醤類(豆板醤、コチュ醤、豆鼓醤など)
- 粉砕食品おろし生姜、野菜類パルプ、おろしわさび、大根おろし、おからとろろ(山芋)、おろしニンニク
- 固形入食品フルーツプレパレーション、ジャム、カレー、固形入りスープ、ダイスカット野菜、製パン用フィリング
- その他食品めかぶ、もずく、キムチ、海苔佃煮、ばらこ、ポテトサラダ、ツナマヨネーズ
※その他、ジュール加熱装置を利用した連続抽出も可能です。
製品のご案内