ジュール加熱とはJoule Heating System
ジュール熱とは
ジュール熱とは、食品に直接電気を流すことにより、体積全体に流れた電気がすべて熱変換され、食品が自ら発熱する加熱方式です。家庭用電気製品の例では、電気アイロンのニクロム線に電気を流すことにより熱が発生しますが、その抵抗体となるニクロム線の代わりに食品に電気を流して発熱させます。
ジュール加熱のメリット
(1)食品を自己発熱させるので均一かつ迅速な加熱が出来ます。
- 食品を直接温度制御する為、正確な制御が可能
- 均一かつ迅速な加熱が可能
- 食品の粘度に関係なく加熱が可能。また、熱伝導の低い液体も急速な加熱が可能
- 固形物入り食品も均一な加熱が出来ます
(2)品質の向上が図れます。
- 外部加熱でなく自己発熱なので熱媒がないため所定の加熱温度以上の部分がない
- 液体の種類に関わらず加熱時間が短い
- その為、過加熱による成分の変質・変色・香り成分の揮発分解等を押さえられます
(3)その他
- ジュール加熱装置は比較的小さいので、スペースを有効に使えます
- エネルギー変換効率が高く、冷房空調設備への負荷を軽減できます
- 10kW以上の装置については中小企業経営強化法に基づく先端設備導入計画申請により固定資産税等の減免措置が受けられる場合があります
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